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シリアス展開が続く終盤。それでも不謹慎なオサレ眼帯を貫き通したお姉ちゃん。
モバマスのキャンペーンが放送直後に「声を手に入れるのは、誰だ?」なんてCMを入れてきてもなんのその。 きっと譲れない一線だったんだろうな。普通の眼帯にしたら負けかなと思ってる。 そんな女の子を生徒の保護者と認めて普通に会話する樹ちゃんの担任もすごい。 大赦を潰しに行こうとしたお姉ちゃんを例え誰かが止めなくとも、大赦はそんなのは想定済みだから失敗していたんだろうな。 樹ちゃんを始めとして、みんないい子なのが逆に残酷すぎる。 そんなみんなだからこそ傷つけた大赦をお姉ちゃんは許せなかったのに。 あらゆる自殺を試した東郷さんはテクノブレイクも試したのかな? そんな薄い本が冬にいっぱいありそう。女性にもテクノブレイクがあるか知らないけど。 勇者は死ねないどころか川尻浩作の正体もバラせないんだろうな。 ところで東郷さんって過去編時代から胸が随分育ったって言われてるけど、実は足の機能を失ってから運動不足になって太っただけって可能性は無いのかな? 切腹を介錯人が居ないのに試みた理由も、それだけウエストの肉が気になっていたのだと考えたら不自然さが解消されるし。 2次元だから美化描写されてるけど実際は相当なマミさんや東條先輩なのかも。 勇者として犠牲になった子は大赦から高待遇を受けるなら高性能な義手や義足とかを買って貰えないのかな? なんて思ったりもした。ああいうのって確か断面から出てる神経の電気信号拾って動くから、不思議な力での欠損だとダメなのか? いっそ体全体のクローンを作っておいて、勇者のお勤めが終わったら脳だけそっちに入れ替える案とかも大赦は考えてたのかもね。そんで上手くいかなくて女の子を過去に…ってそれは別のアニメだな。 でも実際に最後に元に戻れたのは、欠損しすぎたら一周して最初に戻るシステムだったってことなのかも知れない。世の中の流行り物の循環みたく。 バーテックスの存在に関しては、星座がモチーフって部分が気になってた。 よく「88星座」って聞くじゃん。そして舞台の四国といえば…お遍路88ヶ所巡り! おへんろの3人も次の勇者候補かも知れない。修行もしてたし。 自分も様々な予想や考察したけど結局は、全て虚しくなる程の斜め上展開。 色んな意味で凄まじいアニメだった。 ちなみに自分が予想してた結末の一つ。 あの世界は実は一杯のうどんでした…というのはどうだろうか? 登場人物たちはうどんの麺で、欠損するのは中途半端に噛み切る奴がいるから。 そういう食べ方はやめようという教訓アニメでしたってオチ。 …そんな素人の馬鹿な冗談など、遥かに及ばない結末だった。 批判的な感想も多かったけど、自分はそれ以前に反応に困った。 「これはひょっとして…ギャグでやっているのか?」みたいな状態。 実際どこまでが力及ばずで、どこからがワザトなのかすらもわからないし。 「勝手」「無責任」をテーマにしていると考えたら、ある意味で一貫してたけど。 世界はどうせ不条理の塊なんだから深く考えすぎても仕方ないってことかな。 理不尽を嘆くよりも、その不条理すら逆利用して誰かを助けることを考えよう。これは現実世界でも言えることだよ。…みたいな教訓でも含まれてたのかな? 内容の構成がアレだったのは火を見るより明らかなんだけど、問題はそれを通して何か伝えたいことがあったかどうかだと思ってる。…そこすらも不明だらけだけど。 考えちゃったら負けなのかな。その時点で既に向こうの術中にハマってる。 考察を丸投げされるとつい「俺の見つけた解釈は他の奴のとは違うんだぜ」というのを求めてしまい、その証明を形で示すために色々と買わされてしまう。 その駆け引きも楽しめるようになるとまた、オタクライフは違って見えてくるけど。 ハッピーエンドで終わったのは本当に喜ばしいし望んでたけど、別に書いた人を褒めるとこでは無いよね。最初からやらなくてよかった不幸をマシにしただけだもの。 こち亀の「偉い奴ってのは始めからワルなんかにならねぇの」と正に同じ。 大赦は最近の思考停止した風潮の象徴なのかもね。神樹様はそれで動くお金。 無駄な欝展開も茶番の扱い方も結果的には、良い意味で皮肉に見える。 明るい結末を徹底するなら、最後は温泉とかで締めて欲しかったな。 本当にみんなの体がちゃんと元に戻っているか視聴者たちは心配しているだろうから、裸にして確認する必要があると思うんだ! …と、上記までが最終回を見た直後の感想です。我ながらかなり最低だ。 しかし一日明けてみて、ちょっと違う視点からまた考えるようにもなってきた。 もし「供物を捧げる」システムというのが存在していなかったら、一番変わってたのはどの部分だっただろうか。それを想像してみると…。 樹ちゃんが「あざとい」と言われまくってるかどうかが真っ先に浮かぶ! んんん!? 何か…何か凄い核心に近づいたような気がするぞ! 樹ちゃんの魅力を中心に考えたら全てに辻褄が合うんじゃないか? 樹ちゃんは最初から、ただ純粋に可愛くて良い子でらぶゆーだっただけ。 だけど僕たちの心には「あざとい」という曇った目線が既に芽生えていた…。 それがどうだろう? 「茶番でも何でもいいから、もう誰も傷つかないで欲しい」と心の底から願った時に見えた、ありのままの樹ちゃんの魅力……。 「あざとい」というのは、別に何も悪いことじゃないのはわかってるんです。 ただ「にわかオタク」「ファッションオタク」といった人種が簡単に釣れてしまうが故に「あんな奴らと一緒にされたく無ぇ!」と思いたくなる気持ちが発生して何か変な事になっちゃうだけなんです。僕たちは時として大切なことを見失ってしまう。 『友奈』という文字を分解して組み直すと『大赦』になるという話を初めて聞いた時には、凄いことを発見する人もいるんだなと素直に驚きました。 でも同時に「それだと樹ちゃんは神樹様とモロ被ってね?」とも思ってました。 神樹様とは、樹ちゃんを神の様にするシステムだったんじゃないでしょうか。 「あざとい」という概念に支配されて、女の子の可愛いさを素直な目で見ることができなくなってしまった僕たちを救ってくれる“女神”に。 神樹様が本当に供物として奪っていったのは…僕たちの心に掛かってた「色眼鏡」という、悪い意味での視力だったのかも知れませんね。 冬コミの前日に大切なことを思い出させてくれた素晴らしいアニメ。感謝します! PR |
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