同人イベント。
初心者の頃は「来たからには何か少しでも手土産を」と単純に思いながら廻ってた。
今は「無理に買う必要はないんだぞ。置く場所も無いし」と自分に言い聞かせながら廻ってる。
その中で、それを超えるほど欲しいお宝に出会える喜びを探してる。
時間にも限りがある。
来る回数を重ねれば重ねる程「ここは絶対押さえたい」というサークルさんは増えていく。
初めて買うサークルさんを見つけるということは、次回以降も今まで通りの買い物をしながら、その新しく手を出したサークルさんにも新刊が売り切れる前に訪れないといけない。
実際には既刊を置いててくれそうな期間とか、総集編を出してくれそうかとか色々と細かい予測や計算や駆け引きがあるんだけどね。
当日会場内を回るルートを綿密に考えるとかも結構重要だったりします。
回数を重ねると、当日の自分の行動は機械作業的になってくるので、人混みは苦手とかそういうのは実はあんま関係なくなってくるんですよ。
「責任もってそのサークルさんについていけるだけの余裕が無いのなら、半端に手を出すな」
まるで「責任持てないなら生き物を飼うな」という理屈みたいに重いです。
実際にイベントという過酷な戦場の中で、己の欲望というペットを飼っていると言っても過言では無いのですが。
そして何が起きるかわからないイベントもまた、大きな生き物ですね。
そんな理由で買えずにごめんなさいってことになってもやっぱり、向こうからしたら絵とか内容とかが足りなかったから売れなかったって思ってしまうんだろうなと思うと、悪いことした気分になる。
まぁ実際に今追ってる方を諦めてでも欲しいまでには至らなかったわけだが。
決して書き手さんの落ち度じゃ無くて、こっちの事情なんだーと言いたいんです。
一人じゃ廻りきれないなら、複数の人で協力するって人たちも多い。
それも一つの方法としては正解だと思う。
人間関係苦手な僕には無理だけど。
でもなんかもうキリが無いじゃない。やっぱいつかどこかで線を引かないといけない時が来るんだよね。
みんなもそういうことを内心ではいろいろ考えたり悩んだりしてるんだと思う。
なのに結局全部見て廻っちゃうんだよね。
だって、せっかく来たんだもの。
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