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相変わらずヒメカツオブシムシと暮らしています。
自分で幼虫を育ててみると毎年、成虫の時期が楽しみになります。 そんな中、今年は様子がおかしいのが一匹いました。 蛹の抜け殻が背中についてるのが居て、取ってあげようと思ったんです。 でも、よく見たら羽が痛々しい方向に曲がってる! 何が起きたんだ!? こんなの初めてです。 調べてみると“羽化不全”という状態なんだそうで。 カブトムシやクワガタなんかだと珍しくも無いらしく、むしろ無事に羽化するのに必要な飼育環境の方がシビアな位なようですね。 動物なんかでもそうですが、自然の中では誰の手も借りずとも普通に生きていそうな生き物でも、いざ人が育てようとすると厳しい条件が出てくるんですよね。 ヒメカツオブシムシは羽化した後も暫く蛹に引きこもってたりするので、羽化の条件は他の虫に比べて比較的安全そうなイメージだけど…。 昔は見つけ次第ぶっ殺してたぐらいの虫なのに…(残虐時代)。 どうして今は些細な事でこんなにも心が痛むんだ。 山のフドウやベジータみたいな心境の変化です。 まぁ飼育ケースで一生を過ごすなら飛べる必要は特に無いんですけどね。 それに昆虫は感情が無いので、個体が他の個体を差別したりとかもありません。 …そこだけ考えると、ヒメカツオブシムシって人間より遥かに優秀ですね。 羽化不全になってしまった昆虫は、人間に例えると障害者に含まれるのか? そもそも哺乳類に例えてしまうと、元が手足合わせて8本あるようなものなので、何とも捉えがたい。 例えばキン肉マンの腕が取れたら、ドクターボンベの医療技術とバッファローマンの角が必要なのに対し、アシュラマンの腕が簡単に取れても世間じゃ様式美扱い。 そんな感覚に似てるかも。 萌え擬人化的には甲虫の羽は、後ろ髪に使われることが多いです。 …そう考えると羽が多少おかしいのも、人に例えたら「寝癖」ぐらいに捉えちゃってもいいのかも知れない(人間のエゴ)。 羽化不全を「大人になるのに失敗した…」と考えると、他人ごとに思えない僕。 絵に例えると、ますます他人ごとに感じられない。 きっと(↓)こうなると思う。僕も前者に生まれたかった。 ・実力不足の反映が「雑な絵になる」タイプ →昆虫でいうと個体の大きさの問題 ・実力不足の反映が「バランスの悪い気持ち悪い絵になる」タイプ →昆虫でいうと羽化不全 PR |
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