× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
最初はどうなるか想像もできなかった『仮面ライダー鎧武』。 平成仮面ライダーは、仮面ライダーであると同時に時間枠的にはメタルヒーローの延長戦でもあるという認識がずっと自分の中にありました。 だから仮面ライダーらしくないのが出てきても、今回はメタルヒーローの色が濃いんだなって割り切りで今までは受け入れられてたんですよ。 その基準で見ても今回のデザインのコミカルっぷりは遂にカブタックとかのレベルになったと思うしかないぞって第一印象だった。 フルーツもそうですが、事前情報で聞いた『城下町』という単語に更に混乱。 大企業が投資したニュータウンみたいなイメージがすぐ出てこなくて…。 「時代までいつかわからない世界なの?」とかずっとピンとこない状態だった。 今後の集合時に他ライダーと並べるのか心配な外見に変貌していくパワーアップ。 そして最後はジョー岡田みたいな姿になる主人公。 プリキュアですらギャグに見えることを真顔でやっちゃう最近の男児向け特撮。 戦隊よりシブいイメージだったはずの仮面ライダーなのに…。 外見の反面、内容は初期の頃の平成ライダーを目指した脚本家。 昔みたく心に響く名台詞なんかも無くもなかったけど…。 子供のオウム返しみたいにしか見えない部分とかあると、一気に冷めるんです。 その象徴みたいなキャラが、ミッチだった気がする。 555の草加や木場みたいな行動や王蛇みたいな真似までこなした彼。 でも実際の動機はタイガの東條や下手したらクウガに出てきた蝶野くんレベル。 もしかしたら彼は劇場版の時にリバース装置で復活しかけた歴代悪ライダー達から 出た瘴気みたいなのを微量ずつ知らないうちに吸ってしまったのかもしれない。 それで本人も訳わからない方向に影響を受けていたのかも。 「舞さんはなぁ…僕の母親になってくれるかもしれない女なんだ …だから僕が英雄になるために犠牲になってよ」 とか言って欲しかった。 龍玄は後半全く出番無かったけど苦情とか来なかったんだろうか? メインキャラのつもりで玩具買ってあげた親御さんなんかも居るだろうし。 個人的には龍玄は蓮コラみたいな部分が気持ち悪いので苦手だったけど。 龍騎並の仮面ライダーの数だったけど、龍騎以上に最初からメインとなるライダーは決まってた様子の割には、退場者の出るタイミングのバランスが偏ってましたね。 この辺は玩具の売上に左右されてたんですかね。 自分はブラーボさんとプロフェッサーが好きでした。 プロフェッサーは死んでない可能性も期待してた。 本性…つまり自分の底を見せた上での敗北退場パターンだったわけだけど、その時の一人称がまだ「私」だったのが引っかかったんですよね。 彼は感情的になった時は一人称が「僕」になってたハズ。だからまだ何かあるんじゃないかみたいな期待が残ってた。一人称のことは素で忘れられてたのかな? でももしプロフェッサーみたいなポジションがラスボスなんかになっちゃうと、オーズの焼き増しと言われてしまうんだろうな。 ブラーボさんは終始いいキャラ過ぎて、ずっと退場して欲しくないと思ってた。 最後の方で丸くなりすぎてたのは、ちょっと引いたけど。完全に単なるオカン。 他に締め括りの語りを入れられそうな大人キャラが全員、リタイアしてしまった状態だったから仕方ないのかな。 後になってみるとドリアンさんとシドさんって対比的な部分あったなーと思う。 どちらも「大人のあり方」みたいなテーマが見えて、色々考えさせられた。 ドリアンさんは、プロ意識で行動することの中に大人の責任を。 シドさんは、自分の身を自分で守れる力を求める事に大人の責任を見出した。 この二人にあまり接点が無かったのは今思うとちょっと勿体無かった気がする。 若者たちがぶつかり合ったり迷走したりしてるパートとは別の所で、大人たちの完成された信念同士が絡み合うパートは、もっと見たかったです。 最終回も賛否両論あったけど、僕はいいフォロー回だったと思います。 城之内は嫌いじゃなかったけど、使い捨てキャラ臭が最初強かったんで、どうしても惰性で引きずって残ってたようなスッキリしない感じがあった。 それを見事に覆して貰った感じ。 しかも初瀬ちゃんのことも本当は薄々感づきながらも怖くて悩んでいたような様子をベストなタイミングで出してくれて、キャラにも話にも深さが出た! 変身した3人のライダーが丁度、それぞれを主要キャラ度で分けたら別々のクラスになりそうな中から1人ずつみたいな形になってて集大成感があったのも良かった。 今まで構成バランスに対して感じてた不満も解消させて貰えました。 紘汰さんは直接登場するより、幻影みたいな形での登場でも良かったかもと思う。 Wかめはめ波をセルに放った孫親子みたいな感じで。 そうすればあの格好で出る必要もなくなるし。きっとミッチの話し足りなかったことの中には、あの格好へのツッコミも含まれていたんだろうな。 最終回だけでなく、たまにあった特別回なんかも好きでした。 もしかして虚淵という人は、二次的にいじられて活きるような世界を作るのに向いている人なのだろうか? まどマギも、自分は本編を楽しむより同人で良いのが沢山出てる作品だから見てた傾向の方が強かった。まどマギ引き合いに出すのは良くないかもしれないけど。 さて次週からは、ドライブが始まりますね。 顔がオルタナティブみたいで地味な割に、胸のタイヤが悪魔騎士のプラネットマンを思い出すような奇抜なデザイン。 いや待て。何で車がモチーフなのに斜めに一輪のタイヤなんだ? 両肩に対象に付けるとかの方が自然じゃないのか? その理由は追々わかるのかな? 考えてみると戦隊の方で、ターボレンジャーが今25周年なんですよね。 来年の春映画は「子供が喜ぶ乗り物祭り」みたいなのになるのかな? ターボレンジャーって意外と注目されてるよね。 今年のプリキュアの10周年記念メッセージに対して「ターボレンジャーの第1話を思い出す」と言ってる人も思いの他多かったし。 (つまりプリキュア見てるのは、おっさんばっかりなのか…?) ゴーカイのカーレン回でネタにされたのも大きいんだろうか。 あのシーンでは是非「誤認の中に君がいる~♪」と歌って欲しかった…。 でも子供にわかり辛いから無理か。 PR |
|